切手の種類
■普通切手
普通切手が最初に発行されたのは、1871年の竜切手です。
普通切手は、郵便料金の納付を主目的として郵便局において日常的に販売しております。
そのため、発売期間に定めがなく、半世紀前後にわたってデザインが変更されない普通切手もある一方、料金改定などで、短期間で発売中止になる場合もあります。
■記念切手
記念切手は、何らかの国家的行事を記念して発行される郵便切手です。
普通切手とは異なり一定枚数のみ印刷され、場合によっては、販売される郵便局や販売期間、郵便に使用できる期間までも制限されているのが特徴です。
1894年に発行された「明治銀婚記念」が最初の記念切手ですが、戦前に発行された記念切手の特徴は、毎年、必ず発行されることはなく国家的慶事などに限定され、数年に一度しか発行されませんでした。
戦後の発行枚数は、1960年ごろまでは800万枚程度でしたが、1970年代から1980年代までの切手収集ブームの時期には、毎回、3000万枚から5000万枚も発行されておりました。
このため、この時期の記念切手は市場でだぶついており、金券ショップなどでは額面よりも低い金額でしか取引されておりません。
■特殊切手
特殊切手とは、国家的宣伝、キャンペーン、文化財の紹介などの意図をもって発行される切手に対する呼称です。