フリーランスになってからすべきこと
■事業用口座の作成
フリーランスは、会社員のように毎月給料として入金があるわけではありません。
そのため、支出だけではなく入金も管理する必要があります。
個人用と事業用のお金をしっかりと区分して管理するため、プライベートの口座とは別に事業用の口座を必ず開設しましょう。
■確定申告の準備
独立・副業に関わらず、フリーランスは基本的に確定申告を行う必要があります。
提出期間は原則として、毎年2月16日〜3月15日までの1カ月間です。
仕事に追われてギリギリの作業になりがちですが、経費・売上については、日々少しずつ入力した方が経営状態を把握できますし、確定申告時の手間も省けます。
また、開業費の計上は大きな節税になりますので、取りこぼしのないように、最初のうちに処理しておきましょう。
■収入が途絶えた場合の備え
基本的に個人事業主のフリーランスには失業保険がありません。
将来に備えて貯蓄することはなによりも大切なことですが、それ以外にも、リスクヘッジの方法を考えておく必要があります。
中小機構が運営する共済制度「小規模企業共済」は、個人事業主などの小規模事業者が事業を辞めたときに備えて、生活資金を積み立てておく共済制度です。
これは、フリーランスのための退職金制度として活用できますので検討してみましょう。
また、病気やケガに備えた「就業不能保険」や「がん保険」、事業でトラブルが発生したときに備えての「損害賠償保険」も加入しておくと安心です。
その一方で、事業資金を手元に置いておくことも重要なので、売上が確保できて、余剰資金ができてきたら検討するようしにましょう。