フリーランスの仕事と注意点
本格的にフリーランスを目指すのであれば注意しなければならない点があります。
■自己管理能力が求められる
フリーランスは仕事を裁量することができます。
しかし、これは裏を返せば自己管理能力が求められるということです。
また、会社に出社する必要がないため、自分で仕事に集中できる方法を模索しなくてはなりません。
1人でコツコツと仕事を作業することが苦にならない人であれば大丈夫でしょうが、人目がないと仕事に集中できない人にとっては苦痛に感じるかもしれません。
コワーキングスペースやWifiが繋がるカフェを見つけるなど、工夫をする必要があるでしょう。
■自分で営業しなければならない
フリーランスになると思い切って会社を辞めたものの、営業がうまくいかず、仕事がなくて行き詰まる人も少なくありません。
会社勤め時代にしっかりと人脈を作って前職のつながりで仕事をしている、知人経由で仕事の話くるという人は、なんとかやっていけるでしょうが、足元をみられて買い叩かれて嫌な思いをするというケースもままあるようです。
ブログやホームページ、SNS経由で仕事が来ることも多いため、こうしたツールを駆使して積極的に発信していきましょう。
■収入が安定しない
収入が不安定なのもフリーランスが抱える課題の一つです。
ある日突然、一方的に契約が打ち切られることがあるかもしれませんし、会社員のように、毎月同じ給料が払われるわけではありません。
取引先の目処や収入の目処を立てることなく独立した場合は、こうした状態に陥る可能性が高くなります。
逆に不安から仕事を受け過ぎてしまい、体調を崩す場合もあるようです。
■クレジットカードが作れないことがある
収入が変わらなくてもクレジットカードの審査に通らないことがあります。
独立前にクレジットカードを作っておきましょう。また、ローンも退職前に組んでおくことをお勧めします。
■社会保険・経理・納税は全てを自分で行わなければならない
フリーランスとして独立したら、会社が半分負担してくれていた社会保険料を全額自分で支払う必要があります。
また、納付の手続きも自分で行わなければなりません。
確定申告をする前に、まず、独立と同時に開業届を税務署に提出する必要があります。
また、従業員を雇う場合や青色申告を選択したい場合は他にも届出が必要です。