害獣による人的被害
害獣による人的被害には、害獣の噛む・引っ掻くなどの行動から直接受ける、害獣が病気や菌、虫を媒介して間接的に受ける、の2つのタイプがあります。
野生動物は、人間が暮らす環境とは全く異なる環境で生活しております。
このため、人間にとって有害となる菌や病原体、ダニ・ノミなどを体中に付けて生活しております。
野生動物の内、主な害獣として挙げられるのはクマ、シカ、サル、キツネ、イノシシなどがあります。
こうした害獣は山林や農地に出没し、場合によっては民家に入り込む場合があります。
そこで人間が遭遇すれば、襲われて直接被害を受ける可能性もありますし、車で走行している最中に道路に飛び出した動物と衝突事故を起こす場合もあります。
また、道に落ちている野生動物の糞尿を介して、ペットに菌やダニ・ノミが移り、それが人間に感染する場合もりますし、家屋に棲みついた害獣の糞尿から感染する場合などが考えられます。
こうした感染を防ぐためには、野生動物やその動物が残した糞、死骸、あるいは、道に散らばった生ごみなどを手で直接触らないようにすることが大切です。