遺品整理業者による買取の注意点
遺品整理業者の多くは、遺品の買取は可能と謳っております。
不用品の売買を行うには「古物商許可証」が必要です。
「古物商許可証」を持っていない遺品整理業者や不用品回収業者は不用品の回収処分しかできません。
このため、不用品の中から買取可能な物品を見つけだして、処理費用から相殺するといった行為は一切不可能です。
古物商許可証なしで買取が可能なのは、買い取った人が自分で使用するケースのみです。
転売するにも関わらず、「古物商許可証」を持っていない業者が買取するのは違法ですので利用してはいけません。
また、買取と言っても、全てのジャンルの遺品に対して適切な買取価格を提示するかというと、そんなことはありません。
特に、専門性の低い遺品整理業者だと、全体的に安く買い叩き、それを、専門性の高い業者に転売してしまうことになりますので、相続人としては大損になります。
遺品に資産価値の有りそうな物品がある場合は、そのジャンルが得意な遺品整理業者を探すことが肝心です。
また、遺品整理業者に頼んだ後に、価値の有りそうな物品があることが判明した場合は、その物品だけ、別に見積もりに出すことも大切です。