グルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチンの効用
生体物質、すなわち、生体にある物質は、カルシウムなどの無機物を除くと、糖、蛋白質、脂質またはその複合体です。
例えば、グルコサミンはブドウ糖、ヒアルロン酸は澱粉、コンドロイチンは乳糖が基本構造です。
経口摂取によって体内に取り込まれた親水性の物質は、胃酸に強い物質の場合だと、消化、吸収されてから肝臓に行きますが、肝臓に直ぐに取り込まれなかった分は、一定時間、血中にとどまります。
ちなみに、胃は糖を吸収しませんが、小腸から単糖だけが吸収されます。
グルコサミンは、消化されることなく吸収されます。ヒアルロン酸は消化はされますが、消化すると多糖ではなくなります。
コンドロイチンは乳糖分解酵素が無い人、あるいは、少ない人では消化されることなく体外に排出されてしまいます。
グルコサミンは、血糖を増加させる可能性はあるものの、それは、ブドウ糖と同じ程度です。
ヒアルロン酸は、大量に摂ると水溶性食物繊維を大量に摂取したのと同じような、下痢などの消化器症状が出る可能性があります。
コンドロイチンは、牛乳を摂取したのと同じですので、乳糖不耐症の人では消化器症状が出る可能性があります。
これら三者ともに、経口から少量摂取しても無害です。