犬の認知症の特徴
犬の年齢は、人で換算すると1歳以降は1年毎に4歳ずつ年をとるため、飼い始めた頃は元気に飛び跳ねていたのが、気が付けばあっというまに歳をとったなと感じることも多くなります。
7歳をすぎるとシニア期に入り、その老化のサインは主に2種類あります。
「身体の変化」は、身体が痩せて来た、白髪が増えた、眼が白くなってきます。
「行動の変化」は、動作がにぶくなった、歩くのがぎこちない、物にぶつかることが多くなった、寝ていることが多くなったなどです。
こうした変化は、どんなに健康な犬でも年齢を重ねていけば起こるものです。
10歳を超える頃から認知症が始まり、13歳位から急増していきます。
一般的には15歳?17歳まで増加傾向を示しますので、大型犬だと8歳を過ぎたら、小型犬だと10歳を過ぎたら予防と対策が必要となります。
なりやすい犬種は、柴犬、秋田犬、甲斐犬などの日本犬がなりやすいと言われております。
しかし、ゴールデンレトリバー、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどの洋犬は少ない傾向があるようです。
認知症の主な症状は?
■徘徊、旋回:ぐるぐる歩き回る、目的もなくひたすら前に進もうとする。
■夜鳴き:自分の身体が思うように動かないときや寂しいときなど吠え続ける。
■異常な食欲:与えるだけ食べるようになる。
■昼夜の逆転:昼間は寝てばかり、夜になると起き続けて眠れない。
■しつけ行動ができなくなる:今までできていたことができなくなる。トイレの失敗など。
■無気力、無関心:呼びかけに反応しない、どこか一点を見つめているなど。
■感情の起伏が激しい:突然怒って噛み付くなど、攻撃的になる。