プログラマーに必要な試験・資格
プログラマーは資格がなくても始められる職業ですから、必ず通過しなければいけない試験などはありません。
しかし、何らかの資格を持っていると、自分のスキルを客観的に証明できるので、就職活動や仕事を進めやすくなります。
■ITパスポート試験
経済産業省の独立行政法人である情報処理推進機構(IPA)が試験を実施しているIT系の国家資格の1つです。
主として、ITに関する基本的な知識を証明するもので通称「iパス」と呼ばれています。情報処理技術者試験の中でも、もっとも易しいレベルの試験です。
このため、プログラマーを目指すための最初の資格試験として、ITパスポートの取得を目指してみるのもお勧めです。
■情報処理技術者試験
「情報処理の促進に関する法律」にもとづいて経済産業省が認定しているIT系の国家資格です。
ITパスポートや基本的な知識や技能を認定する「基本情報技術者試験」、応用的な知識、技能を認定する「応用情報技術者試験」、高度な知識や技能を認定する「ITストラテジスト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」などの区分に分かれています。
■PHP技術者認定初級試験
PHPプログラミングの基本知識を保有していることを認定する資格試験です。
PHPの専門技術取得能力を正しく測ることができ、一般社団法人「PHP技術者認定機構」によって運営されています。
問題は初めてのPHP」や一般的な知識、PHPオンラインマニュアルなどから出題されます。なお、初級試験には「PHP7」と「PHP5」の2種類があります。
■オラクルマスター
日本オラクル社が認定しているオラクルデータベースの管理スキルを証明する資格です。
試験のグレードには「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つに分かれていますが、プログラマーの場合は、オラクルデータベースの基礎を押さえられる「Bronze」の取得を目指すと良いでしょう。
■情報検定
情報を扱う人材に求められるICT能力を評価する文部科学省後援の検定試験です。
ICTを扱うスキルはIT人材であるプログラマーにも必須のスキルだと言えるでしょう。
■Ruby技術者認定試験
Rubyベースのシステムの開発を行うために必要な基礎的な知識と応用力を認定する資格です。
非営利団体「Ruby Association」が運営している資格試験で、Rubyの文法知識や、クラス、オブジェクト、標準ライブラリなどの知識において、基本的な技術レベルを保有していることを認定します。
■マイクロソフト認定試験
マイクロソフト社が認定しているマイクロソフト製品に関する知識やスキルを認定する資格です。
■Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミングの知識やスキルを認定する資格です。
Javaに関する基礎知識やオブジェクト指向に基づいたアプレット、アプリケーション作成能力などを認定します。
■Pythonエンジニア認定試験
汎用プログラミング言語のPythonに関する専門知識を認定する資格です。
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」と「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の2種類あり、プログラマーの場合は、「Python 3 エンジニア認定基礎試験」の取得を目指すと良いでしょう。