もろみ酢で疲労回復
人が疲れを感じるのは、乳酸と呼ばれる疲労物質が体内に蓄積しているためです。
この乳酸は通常であれば代謝によって自然と消費されます。
しかし、代謝機能が衰えて乳酸が体内に増えると、体の様々な筋肉と結合して溜まってしまい、その結果、疲労を感じるようになります。
もろみ酢にはクエン酸が豊富に含まれており、これが、「クエン酸回路」の働きをサポートすることで、乳酸が分解され疲労が回復します。
「クエン酸回路」とは、クエン酸が働きかけることにより、乳酸や糖質が分解されてエネルギーに変わるサイクルのことです。
このサイクルがうまく機能するようになると、人間は元気を取り戻したと感じます。
さらに、アミノ酸も疲労回復のために重要な働きをしています。
BCAAと呼ばれる筋肉のたんぱく質を構成するバリン、ロイシン、イソロイシンという3つの重要なアミノ酸には体の筋肉を増やす働きがありますが、これらは運動をする時のエネルギー源としても働きます。
もろみ酢を摂取することで、運動時の持久力を高めたり、疲労を軽減する効果が期待されています。
また、もろみ酢に含まれるアスパラギン酸はエネルギー源として最も利用されやすく、運動時の疲労回復を促進するといわれています。