ペットフードの選び方
ペットフードは、どれでも適当に与えれば良いと言うものではありません。
犬と猫とでは必要な栄養素が異なるため、犬には犬用、猫には猫用を与える必要があります。
また、同じ犬でも大型犬と小型犬では、必要なカロリーや栄養量、あるいは、食べやすい大きさなどが異なりますので、犬の体の大きさに合った量を与える事が大切です。
年齢も、成長期、成犬(猫)、高齢期のライフステージによって必要な栄養は異なってきます。
高齢期のペットに成長期用のフードを与えると栄養過多となってしまいます。
さらに、同じ犬でも室内飼育、外で飼育、猟犬として飼育しているのかによっても、必要な栄養量は異なってきます。
室内犬に猟犬用のフードを与えると、肥満になってしまう可能性が高くなります。
健康状態によっても、与える量は異なってきます。痩せていればカロリーを増やし、太っていれば低カロリーのフードを、また、妊娠中や授乳中であれば、子供の分の栄養も補給してやる必要があります。
健康上問題があれば、動物病院専用の処方食を与える必要もあるでしょう。
そして、ペットフードを選ぶ際には、表示を良く確認しましょう。
まず、総合栄養食かどうかをチェックしましょう。
総合栄養食とは、必要な栄養を過不足なく摂取して健康を維持できるフードのことで、この「総合栄養食」を与えることが大切です。
次に、原材料を確認します。通常、原材料のリストは、使用されている量の多い順に並んでいます。
ペットの食餌アレルギーはフードに含まれているタンパク質によって引きおこされることが多いため、何の肉で作られているか、あるいは、穀類は何が入っているのかをよく確認しましょう。
また、保証分析値には、タンパク質・脂肪・炭水化物などの栄養素や水分が含まれている割合が表示されております。
例えば、成長期のフードだと、タンパク質やミネラル(灰分)の割合が多くなくてはなりません。
フードによってカロリー量はかなり異なっております。すなわち、与えるフードの量が同じであれば、フードの種類によって摂取するカロリー量が異なるということです。
飼っているペットに最適なカロリー量のものを選ぶことが大切です。