犬と飼い主・家族との関係
犬のしつけには、ただ犬が飼い主の言うことを聞かせることだけでなく、飼い主もまた、犬がしつけを喜んで受けてくれるような人間になることも含まれております。
そのためには、まず、飼い主がリーダーになる必要があります。
これは犬のしつけの基本中の基本となります。
犬には、「リーダーのいう事は絶対」という習性がありますが、これを利用して犬のしつけをするのです。
飼い主がリーダーとなれば、犬はしつけられる事を苦痛に感じる事なく、スムーズに犬のしつけを行う事ができます。
さらに、犬といっしょに生活する家庭の中での順位づけも大切です。
特に、小さな子どもがいると、どうしても、犬と一緒に兄弟のように育つようになってまいます。
しかし、そうなってしまうと、犬はその子どもが自分と同じレベルと認識してしまい、犬が成長した際に、兄弟よりも上の立場になろうとして子どもに牙を向ける可能性があります。
また、犬が子どものいう事を全くきかなくなってしまう事もあります。
このため、犬をしつけるにあたっては、家族の全ての者が犬よりも上位にいることを教える必要があります。
犬の食事は最後にする、人と犬を呼ぶ時は犬を最後にするといった様々な工夫が必要になります。
また、リーダーにとって、犬よりも人間の方が大切なのだと犬に教えなければいけません。