プラセンタの種類と特徴
美肌効果や疲労回復効果などで注目されているプラセンタは、動物の胎盤から得られるエキスですから、どんな動物の胎盤を利用しているかによって分類することができます。
■豚プラセンタ
最も多く流通しているのが豚由来のプラセンタです。豚は一度の出産で10頭前後の子どもを産むのに加え、出産時期も年に2回あります。
このため、生産される胎盤の絶対量が多いため、価格が他のものに比べてお手頃で入手できます。
■馬プラセンタ
豚プラセンタに次いでポピュラーです。豚プラセンタの数百倍ものアミノ酸が含まれているだけでなく、豚プラセンタには存在しない種類の成分も確認されています。
しかし、馬は年に1回1頭ずつしか出産をしませんし、しっかりと管理されているため、育てるためのコストも大きいため、価格が高く高級品です。
また、日本で多く流通している馬プラセンタは身元のハッキリしているサラブレッドの胎盤が利用されているため、安全面でも優秀だと言えるでしょう。
■羊プラセンタ
浸透力が高く北米やヨーロッパなどで人気ですが、日本では狂牛病問題以降、羊の胎盤の利用には制限がかかっており流通量が少ないのが現状です。
■ヒトプラセンタ
人間由来のプラセンタで、効果、安全面共に非常に優秀ですが、医薬品のためサプリメントや化粧品には利用できませんが、医療機関で注射や点滴を打ってもらうことで摂取が可能です。
ただし、美容目的での注射は全額自己負担ですから、コスト的にも高級です。
■植物性プラセンタ
植物には胎盤がないため、厳密には「プラセンタ」とは呼べませんが、植物の胎座という部分を用いて得ものです。
胎座は胎盤に似た成分を持っているため、動物性プラセンタ同様の美肌効果に期待ができますが、成長因子が含まれないため、エイジングケア効果は限定的であるとする意見が多いようです。