葬儀費用について

葬儀には、いったどのくらいの費用がかかるのでしょうか? もちろん、地域や葬儀の内容などによって違いはありますが、だいたいの金額がわかると目安になるでしょう。

まず、お葬式にかかる費用は大きくわけて「儀式の費用」、「接待費用」、「宗教者へのお礼」の3つに分類でき、これらを合計したものが、お葬式全体にかかる費用、すなわち、葬儀費用の総額となります。

この他にも、葬儀社からの見積りや請求には含まれないものや、実際に葬儀を行ってみないと確定しない費用もあります。

こため、葬儀費用はいくらかかるか分からないと言う印象を持つ人も多いようです。

■儀式の費用

お葬式の儀式そのものにかかる費用で、葬儀社からの見積書や請求書に含まれるものです。

その内訳は、セレモニーホールなど会場を使用するさいにかかる費用+祭壇や棺、遺影などにかかる費用+司会やセレモニースタッフの人件+寝台車や霊柩車にかかる費用など、主として、お通夜と葬儀・告別式を執り行うのに必要な費用です。

なお、火葬料は喪主(施主)が直接火葬場に支払う場合と、葬儀社が立て替えて支払う場合があります。

■接待費用

通夜の振る舞い、お清め、お斎など、お通夜から葬儀・告別式までの間の飲食にかかる費用や香典の返礼品などにかかる費用で、「飲食接待費用」といわれることもあります。

これも、葬儀社からの見積書と請求書に含まれますが、弔問に訪れた参列者の人数によって変動します。

■宗教者へのお礼

お通夜、葬儀・告別式における読経、戒名授与のお布施、お車代など宗教者に渡すお礼で、「寺院費用」といわれることもあります。

一般的に、宗教者へのお礼は喪主から直接渡すものですから、葬儀社からの請求に含まれることはありません。

注意が必要なのは、仏教において、お布施は布施行という修行のひとつという考え方があるため、金額が明示されることは基本的にはありませんし、家庭や故人と菩提寺とのお付き合いの度合いによっても変化します。

このため、不安に感じる方も多いようで、お寺によっては目安を伝えてくれることも増えてきたようです。

 

サイトマップ