超短波療法とは?

お風呂に入って1日の疲れを癒すなど、身体を温め、血行をよくする物理療法を「温熱療法」といいます。

この温熱療法には「ホットパック」「赤外線」「超短波」「マイクロ波」などがありますが、 「ホットパック」や「赤外線」は、熱を皮膚から体内に伝えて体を温めはしますが、ほとんどが皮膚表面で吸収されてしまいます。

これに対して、「超短波」や「マイクロ波」は、体内に深く入り込む電波の作用によって、直接筋肉や関節の内部、内臓を温めることができます。

超短波は、プラスとマイナスの極性が、1秒間に2700万回も入れ替わる電波を利用した治療法です。

細胞にはプラスとマイナスの電気を持っている双極性分子がありますが、この双極性分子が超短波によって回転することによって細胞同士が摩擦して発熱します。

「ホットパック」や「アンカ」などだと、暖まるのは体の表面だけですが、超短波だと、体内深部3∼5cm位まで温めることができるため、身体の奥深くから心地よい温感が伝わってきます。

このように、身体の内部を奥深く温めることで、治療部位の血行が良くなって、それが、筋肉の痛みや神経痛による痛みが和らいだり、弱った胃腸の働きが活発になったりするのです。

超短波による局所の温熱効果としては、血行が良くなる、神経痛や筋肉痛などの痛みの緩解、筋肉のコリをほぐす、筋肉の疲れをとる、胃腸の働きを活発にする、疲労回復などがあります。

 

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