害虫がもたらす被害
害虫がもたらす害として、何よりも優先的に考える必要があるのが、人に対する健康被害でしょう。
特に、衛生面で人に病気などをもたらすような害虫は出来るだけ早めに駆除すべきでしょう。
ゴキブリやヤスデなどは、見ただけで悲鳴を上げてしまうほどイヤな虫ですが、これらが、人に対して健康被害をもたらすかとなると、その可能性は低いほうでしょう。
しかし、ダニやノミなどは、肉眼では見えない小さな虫ですが、これによってアトピー性の皮膚炎で苦しんでいる人もいるので、健康被害を避けるためには駆除の対象となります。
また、ハチなどは毒を持っており、刺されると命に関わることになりかねませんので、健康被害をもたらす害虫と言えるでしょう。
また、害虫は見る人にも精神的なダメージを与えます。
ゴキブリを見るのも嫌な人にとっては、見かけただけでも「うわ!」となって、恐怖によるストレスの原因となってしまいます。
また、ハチなどに刺されて健康被害を受けた人にとっては、それがトラウマとなってしまうこともあります。
なかには、人だけではなく、住まいにダメージを与える虫がいます。その代表的なものは、シロアリです。
シロアリは木材が大好物ですので、家の床材などに使われている木材をかじってしまい、その結果、その木材が脆くなって、ある日突然、床が抜けてしまったり、地震発生時の揺れに耐えられず、家屋が倒壊したりする原因にもなりかねません。
また、衣服や持ち物にダメージを与える害虫もおります。防虫剤を置かずにタンスなどに衣類を長期間入れていると、虫に食われて穴だらけ、ボロボロになったなんてことは良く聞く話です。