フリーランスの保険料を安くする方法は?
フリーランスの人が保険料を安くするには、主に2つが考えられます。
■保険料の安い自治体に引っ越す
保険料は自治体ごとに異なりますが、その金額の差は意外と大きく、最大で年間20万円以上にも達します。
フリーランスの最大のメリットは住む場所を選ばずに仕事ができることです。
これを生かして、保険料負担が少ない自治体に引っ越すのも一つの手です。
■国民健康保険組合に入る
国民健康保険は市区町村が母体ですが、国民健康保険組合が母体の保険に入るという方法があります。
文芸や美術、著作などの活動などに従事していて組合加盟団体に入れば、その家族も加入できる保険制度です。
収入にかかわらず保険料が一律で、月額は19,600円です。
なお、家族は月額10,300円、40歳から64歳までの介護保険被保険者は、月額4000円が必要となります。
市区町村の国保は所得に応じて金額が変わりますが、こちらは一律なので高収入であればあるほど得になります。
目安として、所得が300万円を超えている場合は、市区町村が母体となる国保よりも得になるので、文芸美術国民健康保険組合への加入を検討しましょう。
日本の健康保険制度は強制型なので、何かしらの社会保険に加入しなければいけません。
もし、保険料の滞納を続けていると、短期保険証に切り替わり、保険証の没収や給付そのものの停止、あるいは、財産の差し押さえなどの処分が行われることもありえます。
身体が資本のフリーランスにとって、万が一の備えをしておくことはとても重要ですから、節約できる方法があれば賢く節約しつつ、常時、病院に行ける状態を整えておきましょう。