イヌリンとは?

イヌリンは、菊芋やゴボウ、ニラなどの植物によって作られる多糖類の一種で、糖質の最小単位である単糖が多数結合したものです。

特に、「太陽と大地の恵みの食材」と言われる菊芋は、イヌリンの含有量が60%も占めており、現在、世界中に生育している植物の中では、最も多くイヌリンを含んでおります。

イヌリンの他にも、ビタミン、カリウム、葉酸など様々な栄養素が豊富に含まれていることから健康野菜とも呼ばれます。

イヌリンは砂糖やデンプンなどの糖類の仲間ですが、人間はイヌリンを分解する酵素を持たないため、イヌリンを含む食材を摂取してもほとんど吸収されることなく体外へ排出されます。

水溶性の食物繊維に分類されており、腸内ではじめて分解されフラクトオリゴ糖となるため、腸内で善玉菌のエサとしても働くとともに、腸内をゆっくりと移動し、腸のぜん動運動を促進します。

また、水溶性の食物繊維のため、腸内で水分を吸収するとゲル状になり、一緒に摂った糖質の吸収を抑えて血糖値を下げる効果があり、糖尿病に対する様々な研究が進められています。

さらに、イヌリンは糖質のため甘味料としても用いられますが、体内に吸収されることがなく、腸内で善玉菌のエサとなるため腸内環境を整える効果を持っていることから、ダイエット食品などにも多く利用されております。


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