ペットの健康ケアを選ぶ際の注意事項
■ペットの健康ケア会社のタイプを確認
ペットの健康ケアを取り扱っている保険会社には「損害保険会社」と「少額短期保険会社」の2つのタイプがあります。
損害保険会社は最低資本金が10億円で、損害保険契約者保護機構への加入が義務付けられているため、万が一、破たんしても補償されます。
これに対し少額短期保険会社は、最低資本金が1,000万円で、扱う保険金額が総額1,000万円以下と少額です。
また、損害保険契約者機構の対象外ですので、破たんした場合には、契約が途中で終了してしまう可能性があります。
■ペットの加入条件をチェック
ペットの健康ケアは、保険会社ごとに対象とするペットの種類が異なります。
また、年齢制限があったり、年齢によって保険料が異なったりする場合があるため年齢の確認も必要です。
一般的に、犬、猫については、たいていの保険会社で加入することが可能です。
■ペットの健康ケアの補償割合と補償内容をチェック
補償割合とは、ペットがケガや病気で診療を受けた際に、「かかった診療費に対して何%が補償されるのか」ということです。
補償される割合は商品によって異なり、補償割合が50%・70%・100%など様々です。
補償内容はペットがケガや病気で「通院」「入院」「手術」を受けたときなどに、動物病院に支払う診療費用を一部補てんするものです。
限度額や限度日数・回数などは、保険会社や商品によって異なりますので、確認のうえ比較・検討することが大切です。
■補償開始時期をチェック
ペットの健康ケアは、保険会社によって補償の開始時期が異なります。
ペットの健康ケアに加入する際にぜひ確認しておきたいのは、「待機期間」です。
これは、保険契約の開始から一定期間、保険金が支払われない期間で、保険会社ごとに設定されております。
ケガや病気、ガンの場合で日数が異なったり、待機期間がなかったりすることもありますので事前に確認が必要です。
■保険金の支払方法(請求方法)をチェック
保険金請求方法は次の2種類あります。
・動物病院の窓口で精算
指定病院であれば、保険会社から発行された保険証を提示すれば、窓口で自己負担額のみを支払います。
・診療後に郵送で保険金請求
とりあえず、動物病院の窓口で治療費の全額を支払っておき、後日、保険会社へ連絡のうえ請求書類を郵送すると、指定口座に保険金が振り込まれます。
■更新可能年齢をチェック
動物も年齢を重ねて行くほど、ケガをしたり病気にかかったりするリスクは高くなります。
その一方で、近年、医療技術の進歩に伴い、ペットの寿命も長くなっています。
このため、保険会社によっては、継続可能年齢の制限を設けているところもありますので、確認しておきましょう。