糖質の種類
「単糖類」は、これ以上分解することができない、最小単位の糖です。「二糖類」は単糖類が2個結合したもの、「オリゴ糖」は3∼10個ほど結合したもの、そして、「多糖類」は10個以上結合したものをいいます。
よく「糖類」という言葉を耳にしますが、これは、「単糖類」と「二糖類」の総称です。
「単糖類」の代表的なものは、ブドウ糖や果糖で、これらは、果物やハチミツなどに多く含まれています。
「二糖類」の代表的なものは、砂糖や乳糖・麦芽糖で、甘い食べ物や牛乳・穀類などに多く含まれています。
「オリゴ糖」は「少糖類」とも呼ばれておりますが、これは、腸内細菌の中でも特に身体に良いとされるビフィズス菌の栄養源になって繁殖をサポートします。
このため、「単糖類」や「二糖類」とは異なり、「オリゴ糖」は積極的に摂るべき糖といえます。
バナナや玉ねぎに含まれる「フラクトオリゴ糖」や、牛乳に含まれる「ガラクトオリゴ糖」などがこれに該当し、7種類の「オリゴ糖」が存在します。
「多糖類」は、デンプンやデンプンが少し分解してできる「デキストリン」や、肝臓や筋肉に含まれている「グリコーゲン」などを言いますが、「単糖類」が1万個以上も結合したものも存在しております。
「糖質の摂りすぎに注意」とは、正確に言うと「単糖類」と「二糖類」や「デンプン」の摂りすぎに注意ということになります。