膝の痛みの2症状

膝関節は大腿骨(ももの骨)と脛骨・腓骨(すねの骨)、膝蓋骨(お皿の骨)から構成されています。

この膝関節には靭帯・筋肉・軟部組織などが存在し、ももの骨とすねの骨の隙間には半月板という軟骨があって、これがクッションとして機能することによって、膝への負担を減らす役割をしています。

膝の痛みには、「急性の痛み」と、「慢性の痛み」の2種類があります。

■急性の痛み

足を躓いたり人との衝突や転倒したりするなどのケガにより、靭帯や軟骨を痛めて膝の腫れや強い痛みが出ます。

こうなると、膝の屈伸運動や地面に足を着くのもつらい状態となります。

特に、膝は体重がかかりやすい部位なので、一度痛めてしまうと、長い月日の安静が必要となり、運動や仕事にも影響が出るようになります。

■慢性の痛み

長年の負担の蓄積によって軟骨がすり減り、やがては膝の関節面が変形するようになります。

この変形が進行すると、高齢者の多くの方が発症する変形膝関節症となり、正座ができない、あるいは、階段が上がれないなど日常生活に大きな支障をきたすようになります。

さらに変形が進行すると膝に水が溜まったり、強い腫れが出てきたりして運動制限のみならず安静にしていても疼いたり、強い痛みを伴うようになります。

 

サイトマップ