プロテインの種類と働き

プロテインには「ホエイプロテイン」「ソイプロテイン」「カゼインプロテイン」などの種類があり、種類によってそれぞれ原料などが違います。

■筋肉をつけたいなら「ホエイプロテイン」

「ホエイプロテイン」は牛乳から乳脂肪分や固形たんぱく質を除いたときに残った「ホエイ(乳清)」から作られた、動物性たんぱく質です。

プロテインのなかでは主流で、筋肉の元となるたんぱく質、筋肉の分解を防ぐアミノ酸のBCAA、ミネラル、水溶性ビタミンなどが豊富に含まれています。

粉末の状態だと、水に溶けやすくて体に吸収されるスピードも速く、筋肉の修復にも役立つとされています。

このため、筋肉をつけたい方やマラソンやスポーツをする方にもおすすめです。

■ダイエット目的なら「ソイプロテイン」

「ソイプロテイン」は大豆を原料としている植物性たんぱく質です。

食物繊維が豊富に含まれているため腸内環境を整えるためにも役立ちます。

また、吸収のスピードがゆるやかなので腹持ちがよくダイエットにも適しています。

満腹感が続くため、間食を減らしたい方や食事をプロテインに置き換えたい方にお勧めです。

さらに、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることから、肌のハリや女性らしい体型を保ちたいといった美容目的の方にもお勧めです。

ホエイプロテインに比べると粉末がやや溶けにくい面もありますが、最近では溶けやすく改良されているものが多いです。

ダイエットをしながら筋肉もつけたい方は、ホエイプロテインとソイプロテインのどちらとも配合されているプロテインを選ぶと良いでしょう。

■満腹感が長持ちする「カゼインプロテイン」

「カゼインプロテイン」も「ホエイプロテイン」と同様に牛乳を原料としていますが、「カゼイン」は「凝固するタンパク質」で、牛乳から脂肪と「ホエイ」を取り除いた残りの不溶性固形成分です。

「ホエイ」は牛乳たんぱく質の約2割、「カゼイン」は残りの約8割といった比率になっています。

ゆっくりと体内に吸収されるため腹持ちがよく、ダイエット目的の方向けです。

ただし、トレーニング直後などのたんぱく質をすぐに摂取したいときには向かないので、寝る前などの時間をかけて筋肉を修復したいときに飲むとよいでしょう。

 

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