目的別ドッグフード
どういった目的のドッグフードなのかを明示するために、各ドッグフードのパッケージには、いずれかの目的が表示されています。
この分類内容は「ペットフードの表示に関する公正競争規約」によって示されたもので、パッケージに表示することが義務づけられています。
■総合栄養食(主食)
このフードと新鮮な水を与えれば必要な栄養がまかなえるよう、栄養素がバランスよく調整されています。
「総合栄養食」と表示するためには、ペットフード公正取引協議会が定める分析試験又は給与試験をクリアする必要があります。
■間食(おやつ)
1日に必要なカロリーの20%以内に抑えることが望ましいことから、「おやつ」のパッケージには給与限度量の表示が法律で義務づけられています。
ただし、ダイエット中の場合は、5∼10%以内に抑えることが望ましいとされています。
このため、ワンちゃんに「おやつ」を与える場合は、その量に合わせて主食の給与量を減らして、カロリーオーバーにならないようコントロールすることが大切です。
また、「はみがきガム」を使用する場合は、これも「おやつ」にカウントしましょう。
カロリーがそれなりに高いので、食べさせ過ぎやカロリー計算時の見落としには注意が必要です。
■療法食
特定の病気や健康状態に合わせて、特別に栄養成分の量や比率が調整されたフードで、「特別療法食」「食事療法食」などと表示されています。
特定の疾患・疾病等に配慮した栄養素を配合していることから、獣医師の指導の元でワンちゃんに与える必要があります。
専門家のアドバイスを受けることなく与えるのは控えましょう。
■その他
サプリメント、嗜好性増進食、副食などがあり、パッケージには「副食」「一般食」「栄養補完食」「カロリー補給食」などと表示されます。