フレイルを予防するには?
「フレイル」は健康寿命を延ばすためのキーワードです。
フレイルを予防するためには、一人一人ができることから始めることが大切です。
■運動習慣をつける
フレイル予防に効果的なのは、無理のない範囲で運動の習慣を身につけ、筋力の低下を防ぐことです。
ウォーキングや水泳などの有酸素運動やスクワットなどの筋力トレーニングが効果的です。
一人でやると続かない場合は、ジムに通ったり、友人や家族と一緒に行うことにより、楽しく継続することができます。
ただし、無理は禁物です。無理をして骨折・転倒してしまえば、逆に介護が必要な状態になってしまい、そのまま寝たきりとなってしまいかねません。
■食生活
食事は主食、主菜、副菜、汁物をバランスよく摂りましょう。
筋力の低下が気になる場合は、肉・魚・卵・大豆などのタンパク質を意識して摂取しましょう。
また一人で食べることが多いと、どうしても簡単なもので済ませてしまい、栄養が偏りがちになってしまうので、なるべく家族や友人と食事をするようにしましょう。
■歯の健康年齢にも注意
厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020運動(80歳になっても20本以上自分の歯を保つ)」があります。
これは、20本以上自分の歯があれば、食生活に不自由しないと言われているからです。
高齢になってもなるべく自分の歯を残せるように、普段から定期的に歯医者に通って、歯の状態を確認しましょう。
■社会的活動に参加する
フレイル予防には社会参加がもっとも効果的であるという意見もあります。
社会参加をして外出することは大切です。特に高齢になると、外出するきっかけが少なくなりがちなので、ボランティアや習い事などを見つけて、社会と繋がりを持つようにしましょう。
外出し、誰かとコミュニケーションを図ることは、認知症予防、フレイル予防にもなります。